英会話学校にはたくさんの英会話教師が働いていますが、中には顔は外国人だけど英語はあまり上手くないって教師もいたりします。逆に、顔はアジア人だけど完璧な英語をしゃべる教師もいます。さらにこのことをややこしくするのは、英語があまり上手くない(特に発音)っていっても、ネイティブ/ノンネイティブで分けた場合はちゃんとネイティブだってこともあります。

日本は世界の中でも特殊で、大昔から国境線が全く変わらなかったですし、ほぼ全員もれなく日本語のみ(話がややこしくなるので、ここではアイヌ民族等の事は一時考慮から外します、ご了承下さい)を話します。ちなみに国旗もこんなに長い間、同じデザインって国も非常にレアです。なので、多少極端ですが、朝起きたら国が変わっていたなんてことが実際にあったヨーロッパとは多少事情が異なります。

また、特にヨーロッパは日本のように大昔から国境線が変わらなかったって国の方がマレですから、そろそろネイティブ/ノンネイティブっていう分け方を考え直しても良い気がします。経験から、フランス、イタリア、スペインの人達はともかく、オランダ、スイスやスカンジナビアの人達は分類からするとノンネイティブですが、非常に上手く英語をしゃべります。さらに、ノンネイティブなので、英語を勝手にしゃべっていた訳ではなく、勉強してしゃべれるようになった経緯があるので、発音等に問題が無ければ、かえって日本人に英語を教えるのが上手かったりします。

英語を含め、外国語を学ぶという事は、その言語が持っている文化的背景も含むという事ですから、ネイティブだけれど発音に難があり、文化的背景も希薄っていうよりは、ノンネイティブでも、発音もきれいだし、背景もしっかりしている方が良いような気もします。

中には何が何でもネイティブ教師じゃなきゃイヤダーって生徒さんもいらっしゃいますが、ご一考されてみてもいいかも・・・です。

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