日本人はほぼ全員、随分長い時間を英語の勉強(中・高校・さらに大学、最近は小学校、はては幼児英会話!)に費やしてきましたが、その割には喋れなさ過ぎな気がします。

その長い間の英語勉強期間を通じて、加点方式ではなく全て減点方式で採点が行われます。で、それが体に染みついちゃっています。その結果、どうしても完全に正しい英語を使いた過ぎる傾向があると思う事が多々あります。もし、どこか途中で前置詞一つ間違えば、他は全部合っていても×(バツ)を付けられちゃいますからね。だから、文章全てが完全に合ってないとしゃべらない傾向があるように思います。もし途中に間違いが入っていれば、他は全部合っていても×(バツ)の採点となってしまいますものね。

しかし、実際のシチュエーションを考えた場合、会話する相手はあなたを採点しようとはしていません。会話中に前置詞一つ間違えたからと言って、その会話全体を×(バツ)にしたりしません。

立場を変えて、もし外国人があなたに日本語で話しかけた場合、会話中に少し変な所があっても、だからと言って会話そのものを聞かないって事は無いでしょう?

モチロン最終的には、完全な文章でしゃべれるに越したことはありませんが、初めから完全を目指す必要は全くありません。そんなことは分っちゃいるんですけど、残念ながら体に染みついたものは、勝手に反応してしまいます。

英会話の勉強を始める理由は様々ですが、共通しているのは英語でコミュニケーションを取りたいって事だと思います。コミュニケーションが取れると、これがまた、理由は不明ですが結構楽しい!

間違う怖さより、成立の楽しさを優先して下さい。間違いを気にしないのも問題ですが、間違いを気にしすぎるのはもっと問題です。英会話って上手くなる前からとっても楽しいものなので、上手くなるのを待っているのはもったいない。どんどん間違って、どんどん上手くなりましょうよ!
Don’t think it, say it!

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