さて、ある程度の期間海外で生活しようって思われている人にはワーキングホリデーって魅力的な制度ですよね

昔からあるオーストラリア、ニュージーランド、カナダ以外にも現在ではフランス・ドイツ・イギリス・アイルランド・デンマーク・ノルウェー、さらに台湾・韓国等、制度が広がっています。

目的は様々、文化・習慣・考え方が違う外国での生活の経験はきっとあなたの中で貴重な物となるでしょう。

でも、もし目的が語学の習得で、その言語に囲まれて生活するんだから、英語なら英語がカンタンに身につくし、貴重な経験もでき、これこそ一石二鳥!と思われているなら少し注意が必要です。

世の中、そんなに甘くない!身につくでしょうけど、決して簡単ではありません。全く身につかないって事もしばしば起こります。

OECにはアメリカ・イギリスをはじめ世界の様々な国からやってきた先生達が英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語等を教えています。

初めての外国が日本でやってきたばかりって教師や、中には、20年以上日本で働いている教師もいます。

でも、読み書きはおろか、全く日本語を理解できない教師って結構沢山いるんですよね~。

もともと日本語の習得が目的ではないならそれでもOKですが、働きながら日本語も身につく~って思ってたとしたら、残念ながら、そう上手くはいかなかったワケです。

これってある意味完全なワーホリ環境ですよね。

日本で日本語に囲まれて生活している訳なので。まぁ職場では必要ないかもしれませんが、日本は世界の中でも英語が通じない国の一つですから、職場以外では日本語はマストアイテムです。にも拘わらず、全く上達しなーい!

では、何故上達しないのか?答えは随分シンプル、超簡単なのに、割と見落とされてます。

少し引っ張ってしまいましたが、その超簡単な答えは“教えてくれる人がいなーい”って事なんです。

より正確には、“無限の情熱と忍耐力を兼ね備えて教えてくれる人”がいないって事なんです。だから上達しない。

じゃあ、どうすれば?・・・自身で学ぶしかないんですよね。

ここを軽く考えてしまうので、語学習得目的で1年過ごして、挨拶+ほんの少しで帰国が定番になっちゃってます。

教えてって言い方も分らないとどうにもならないので、せめて基礎だけでも身に着けてから出発して、あとは自分で学んで、滞在を実り多いものにして下さいね。

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